第209回 1月句会 披講(互選)

 

1 屋根照らす平成師走の満の月
明彩
(2票)
  いそがしい暮に月を見てほっとしますね。
2 子どもらの夢は大きく初稽古
ひろ志
(2票)
  最近はスポーツや囲碁などで年少者の活躍が際立っております。頑張って下さい。 徹春
  武道の初稽古か、気合いのこもった大声が大きな夢を描いて響き渡る ひろし
3 初詣古寺の大鐘一つ打つ
汕山
(1票)
  私たちの近くのお寺は、一打ち1000円desu. 月影
4 震災の明かり灯して干支二巡
明彩
(1票)
  阪神大震災からもう干支で二巡も立ったことの気づきと明かり灯しての表現がリアルでもの悲しさが感じられる 比良山
5 はらからは彼の世に多し寒詣
秋桜
(2票)
  ちょっと寂しい感じがします。でも現実かも?。 徹春
  同感です。 望生
6 風花や高きに吊るす吾子の絵馬
幹弘
(6票)
  絵馬、高いところに吊るす方が願いがより願いが叶いそう。 徹春
  入試合格の願掛けか、子を思う親御さんの強い願いが! ひろし
  まだ小さいお子さんなのでしょう。 少しでも高いところに結んだ方が 神様に願いが届くような気がしますね。 季語の風花が優しいです。 兎波
  美しい景だ。 幹夫
  今年の運勢は最悪?なので、神殿の近くの絵馬の高いところに吊し、合掌しました。 白梅
  親の気持ちが季語の美しさによって、より好ましく詠まれたと思います 万年青
7 カーテンの隙より届く初明かり
いさを
(2票)
 
  幸せが訪れそうな輝いたのでしょうね。 さくら
11 寒雷に越の銘酒をこぼしけり
あづみ野
(2票)
  それまで慎重に注いできたのに残念でした。こぼれたあたりからお酒の香りがふわっと広がってきました。 明彩
  びっくりして溢したんですね!?笑ってしまいました。 寿々
12 菊練の渦の内なる淑気かな
兎波
(3票)
 
  仕事初めの菊練りに、新年への夢・抱負等々が練り込まれて淑気満々、さぞかし良い仕事ができることでしょうね。 ひろし
  陶芸家の仕事始めは菊練から。景が浮かんできます。 宗太
13 福達磨被災の友の版画状
浜千鳥
(1票)
  被災されても、明るさを維持されている心意気が伝わってきます。 牛歩
20 霜柱踏み崩してや骨密度
(2票)
  いさを
  霜柱が骨密度とは、この表現は世界初。 童子
23 平成の光を惜しみ梅ひらく
徹春
(1票)
  平成の最後を飾り、梅が咲く! 月影
24 寒の滝うす墨の彩重ねては
たいぞう
(2票)
  寒の滝をうす墨の彩を重ねたようだとの見立てが言い得て妙と思いました。 比良山
  凍て滝になってゆく過程をとらえ「うす墨の彩重ねる」様が美しいと思いました。 かかし
28 子を孫を攫つていきし初電車
一斗
(2票)
  「攫って」と言う一寸そぐわない措辞がこの句では生きているように思いました。 よせふ
  見送るのも見送られるのも寂しいものですね。余程寂しげに見えたのか、TV のインタビューにつかまってしまいました。 浜千鳥
29 干支飾る脇に一輪寒あやめ
万年青
(1票)
  寒あやめに向かって猪突猛進てことかな。 おもちゃ
30 寒晴やベンチに隣合ふ他人
めぐる
(1票)
  寒さと晴れ、隣と他人、一句の中の陰と陽が絶妙。公園のベンチに座っていてふと気付いたのかな。自分もこういう句を作りたいです。 桃猫
32 息災で御目にかかるぞ七福神
おもちゃ
(1票)
  お正月らしい元気でおめでたいお句です。 今年も息災で七福神のお参りを是非。 かかし
33 生きながら氷に眠る金魚かな
かかし
(1票)
  素敵な観察ですね じじっぺ
37 短日や半分閉ざす長屋門
秋桜
(4票)
  観光客用の長屋門かな?日が短くなると客足が遠のき半分だけ開けてあるのです。 よせふ
  中七「半分閉ざす」が巧い。 ひろ志
  早く門が全開するといいのにね 鉄腕アトム
  武家屋敷の長屋門がよいですね。 さくら
43 湯豆腐や媼ばかりの同窓会
孝雄
(3票)
  サークルでも展覧会でも、女性が多くて元気ですよね。 秋 浪
  愉しい同窓会風景 泥亀
  ふふっと笑ってしまいました。数少ない翁は肩身が狭いのでしょうね。同窓会のメニューは歯が弱くても大丈夫なように考えてあります。季語の温かさが素敵。 桃猫
47 人日の建設現場杭を打つ
鉄腕アトム
(2票)
  人日の日に「杭を打つ」はよいですね。物事を始める、終わらすとかの一区切りとして。 やすし
  人日の季語が効いていると思います。 つかさ
49 初風呂に一句ひねりて長湯かな
つかさ
(1票)
  いい句ができましたか。  さくら
51 杖ついて歩くおでん屋まで歩く
桃猫
(4票)
  ”歩く”の繰り返しに、なにやら執念のようなものを感じました。 ぎんう
  歩くのが少しご不自由なのでしょうか。お酒がお好きで頑張ってお店まで、そこに行けば友達もいて楽しい話も弾みます。 勇魚
  色々厄介ですが、楽しく生きましょう、なんていう気持ちになってきます。 浜千鳥
  いさを
54 遺体にも生命線のありて冬
桃猫
(1票)
  はっとした一句です。 めぐる
55 日向ぼこ何食べるにも半分こ
勇魚
(5票)
  仲良く生活を共にする老夫婦の御姿が浮かんで参りました。途中、いろいろなことがありましたが、晩年をこのようなお姿で迎えることの喜びがあふれています。 かかし
  年齢てきに食が細いのか? 御夫婦の仲がよいのか? 「半分こ」が季語とあっているとおもいます。 あづみ野
  微笑ましい光景 寿々
  「こ」で終わるリズムが宜しいかと。 童子
  一つは食べきれないからいつも半分ずつに分けて食べる。今日は縁側で。。。いつまでも仲の良い老夫婦が想像できて、羨ましい限りです。 幹弘
56 融点も氷点も零つらら伸ぶ
やち坊主
(2票)
  ゼロに両面あり、新鮮な発見ですね 豊作
  溶けて凍ってを繰り返し伸びる様子が、意外な視点で表現されていて面白いと思いました。 ぎんう
57 行年やずらりどでんとごみ袋
灌木
(1票)
  中七が良いですね。 望生
58 茅の浦にぬっと顔だす初日の出
奈呂
(2票)
  「ぬつと顔だす」の中七が初日の出を活かしました。 孝雄
  ぬっとに脱帽です。 初日の出を拝まれて、良いお年❗ですねー 白梅
59 力餅元気に背負い転ばされ
汕山
(1票)
  中々みる機会がなく昔を懐かしいです。
60 寒風に耐へられず道曲りけり
秋 浪
(1票)
  用事はひとまず先送りということになったのでしょうか。お体おいとい下さいませ。 明彩
64 初鏡タレ目と言はれ近づけり
つかさ
(1票)
  初鏡の句としては、滑稽味のある句と思います。でも、家族の誰かに言われてというような・・。珍しいい御句。 万年青
68 四通も今葉限りと賀状来る
ひろし
(2票)
  そうですね年をとりますとだんだんとそうなります わたしもそろそろと思います じじっぺ
  終活じゃないけど、私もこれまでにいくつか終了にしました。 秋 浪
69 探梅の白寿の人と出逢ひけり
つかさ
(4票)
  「白寿の人」の仙人のような佇まいを感じた。 めぐる
  梅の効果でしょうか、なぜか白寿の人が仙人に思えてしまって。 ぎんう
  白寿とは目出度い 泥亀
  白寿の君のたたずまいが、梅の香気と合っていると感じました。 明彩
72 下半身ひら仮名にして炬燵かな
やち坊主
(1票)
  中七の表現が素晴らしい。感じ解ります。 たか
74 巫女が持つグッチのバッグ初戎
善夫
(4票)
  今時のアルバイト巫女っぽい! めぐる
  「巫女」とブランド「バッグ」の取合せが面白い。 ひろ志
  類想があるかもしれないが、面白い! 雅奇
  いささかがっかりしますが、よく見る光景、 商売の神様との取り合わせも、効いてますね。 たか
75 流木の太枝突き上ぐ春隣
宗太
(1票)
  春を待ちわびる期待感に、ポジティブな力強い意気込みがどんと迫って来るようです。 やすし
76 妻籠宿冬日を回す水車小屋
徹春
(4票)
  馬籠から妻籠に歩き水車小屋が散見されました その時は秋日でしたが佳く廻る やち坊主
  日を跳ね返す水車、それは時間の経過を示すようでもあります。 秋 浪
  中七の措辞がよい。「妻籠宿」がいいかどうか。 雅奇
  中仙道、木曽路の宿場の一景。いいですね。 汕山
88 単調を厭ふと言へどおでん酒
やすし
(1票)
  単調に短調が掛けられている、と読ませていただきました。 ぐずみ
89 朝方は日付間違ふ初仕事
豊作
(1票)
  四日始業数十分の心情が素直に詠まれ、おかしみもあります。 宗太
90 手袋のままの立読み古本屋
童子
(4票)
  店先での立ち読みなのでしょう 豊作
  「手袋のまま」で情景が浮かぶ、「古本屋」がいっそう深みを見せている。 孝雄
  ふらりと入ったお店で何気なく手に取った本、手袋をしたままというのが状況と気持をよく表しています。 勇魚
  古本屋さんでは、はたきは、ないのかな? 鉄腕アトム
97 雪積みて厳父の墓の丸くなる
やち坊主
(5票)
  本質は丸い人だったのかも 豊作
  厳父の角張った墓が雪積んで丸くなる。 おもちゃ
  厳しかったお父様のお墓が丸く見える。ご自分も年を取って父親の大きな愛を感じておられます。本当は大きく丸く包んでいてくれました。 勇魚
  厳父恋しき齢かな 瞳人
  生前厳しかった親父もようやく。。。 墓石に雪が積もっている景にお父様を偲ぶ気持ちを表した素敵な句だと思いました。 幹弘
100 バーボンはダブルで如何軒氷柱
幹夫
(3票)
  氷柱をぶっ欠いてロックが好い、できればチェイサーがあると良い。 ひろ志
  デュエットしている気分 氷柱入りのロックでいただくは~ やち坊主
  「ダブルで」がゆったりとした時の流れを伝えています。心に遊びのある、楽しくさせてくれる一句です。 やすし
102 菜の花を胸に咲かせて見舞客
ひろし
(1票)
  早く元気になれ、という精一杯のこころかな 瞳人
104 初詣飴の中から金太郎
奈呂
(1票)
  「初詣」と「金太郎飴」との取り合わせが良い。今年も無病息災で。 孝雄
107 半歩づつ列を進みて初詣
寿々
(2票)
  いつも忙しいので寒さの中で進むの好きです。
  いいと思います。 石山
108 鏡餅大罅割れて威厳なり
汕山
(1票)
  大罅割れで立派な鏡餅が想像されます。 あづみ野
110 押し込めば押し返さるる落葉籠
ぎんう
(11票)
  押さえても押さえても元に戻ってしまう様子、正にその通りです。 暁孝
  この通りですね。ふんわりとした落葉の感じがよく出ています。私の場合はビニール袋ですが、落葉籠が良いですね! 秋桜
  落葉になってもまだ余力を残したいものです やち坊主
  いさを
  実感です。いろいろな色や形の落ち葉が積み重なると力がありますね。 柚子
  まだ掃き集めたばかりの、弾力ある落葉が見えて面白い句と思いました。 万年青
  この様なことあります。手の感覚とでもいうのでしょうか・・・・・ 鉄腕アトム
  ずばり、上手な句です。 童子
  実感の一句。掃くときと違って、この落葉はあたたかいものがあると思います。 ぐずみ
  こういう光景はよくあると思いますが、それを俳句にされたのは見事だと思います。 つかさ
114 姿見の枠も磨いて初笑
めぐる
(1票)
  今年も笑顔を絶やさずに。 中七の措辞下五への流れがすがすがしくて 新年らしお句。 兎波
115 初春や昭和平成生きてさて
たか
(1票)
  最初、生きてきてと読んでしまいました。「生きてさて」、これからのことですね。 柚子
116 平成の右肩下がり寒苦鳥
ぐずみ
(1票)
  落ち目の三度笠です、吾もまた。 おもちゃ
118 若き日に登りし山や新暦
柚子
(1票)
  心身ともにリラックスでしょうね。 汕山
122 俳句てふ時間泥棒去年今年
ぎんう
(5票)
  笑っちゃいました。全くです、年越しの忙しいさ中に句帳なんか拡げているとかあちゃんに叱られます。 よせふ
  中七がコミカルで、風刺が効いています。 牛歩
  面白い句ですね。時間泥棒が気に入りました。 秋桜
  しかし、俳句は楽しいですね。お互いに頑張りましょう! 寿々
  時間泥棒がいいですね。 つかさ
123 自販機の缶の転がる冬日旱
鉄腕アトム
(1票)
  いいと思います。 石山
124 AIが世相変へゆく去年今年
暁孝
(2票)
  文明の進歩の速さを、この句は、しっかりと捉えています。 牛歩
  これから益々便利な世の中になるのでしょうね。ついていけるかどうか。 秋桜
125 老いの身や三日遅れの初参り
じじっぺ
(1票)
  今年は、早々に体調を壊し初詣は、15日!になってしまいました("⌒∇⌒")こんなの初めてですわー老いを痛感しました。 白梅
128 白鳥のぎゆうぎゆうにまた白鳥来
ぎんう
(3票)
  ぎゅうぎゅうというオノマトペがいかにも白鳥の大群が押し寄せて来ているという大きな景が浮かびます。 比良山
  北国のどこかの湖畔でしょうか。「ぎゆうぎゆうに」がいいですね。にぎやかな鳴き声も聞こえてきます。 柚子
129 亡き父の記念写真の懐手
石山
(1票)
 
130 湯豆腐や寺内の広き南禅寺
孝雄
(1票)
  最高の湯豆腐 泥亀
134 耳朶に残る地鳴り関西震災忌
比良山
(1票)
  この地鳴り、体験したものでないと分からないなあ、激揺れの前にすごい地鳴りでした、あれは何? と思った瞬間……もう何年でしょう  瞳人
135 引力の凝り固まりて軒氷柱
豊作
(4票)
  もし、引力が見えたら、ほんとに氷柱みたいかもと思ってしまい氷柱を見たくなりました。 今年はまだ暖冬のせいか一本も下がっていませんが。 SFアニメのような、氷河期のような不思議な世界。 兎波
  当地では、あれは凶器ですので、折りますが、下まで繋がったつららの暖簾を売りにしている店があります。怖いです。 浜千鳥
  引力よりも 「寒さ」「氷」のほうが強いのです。氷柱をこんな見かたをされ事を感心しました。 あづみ野
  知的操作の効いた御句。 宗太
139 文字すこし大きく記し初日記
めぐる
(3票)
  実感の一句。言はれてみれば、なるほど、です。 ぐずみ
  年の初めのあらたまった気分とやる気が、為せるわざ。出来るだけ長く続くことを、お祈りします。 たか
  新しい日記に文字を記す瞬間の清々しい気持ちとちょっとした緊張感、新年への意気込み。それらが「少し大きな文字」で想像できます。素晴らしいと思いました。 幹弘
143 体温計斜めに差して久女の忌
童子
(1票)
  季語に惹かれました。 汕山
148 寒禽の歩幅で歩く病上り
おもちゃ
(1票)
  寒禽の歩幅~とは上手い表現ですね。 望生
149 ストローの斜めに刺さる春の雷
望生
(1票)
  上五、中七でいただきました。飲み物はなんでしょうか? 雅奇
153 ポスターに議員の笑顔年新た
万年青
(3票)
  今年は参議院(衆議院もあるかも)・地方選挙が待っています。先生方の笑顔に騙されないように選びたいものです。 暁孝
  中七のうそ臭さが面白いですね。多少の悪事もスキャンダルも年が改まればなかったことに?「に」の助詞が気付きを表していてお上手。 桃猫
  いいと思います。 石山
155 ロボットの運ぶもなし忘年会
泥亀
(1票)
  素敵な最先端の忘年会でしたね じじっぺ

選評のみあった句
 
 

第209回 1月句会 披講(互選)

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